【コジーの今週気になるDXニュースVOL20241118-02】 「インド太平洋地域向け日米EU産業制御システムサイバーセキュリティウィーク」を実施しました:経済産業省

経済産業省及び(独)情報処理推進機構(IPA)産業サイバーセキュリティセンター(ICSCoE)外部リンクは、米国政府(国土安全保障省サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ、国務省)及びEU政府(通信ネットワーク・コンテンツ・技術)総局)と連携し、2024年11月12日から15日まで、日米EUの専門家による産業制御システムのサイバーセキュリティに関するイベントを東京にて開催し
まし。に基づくワークショップ及び専門家によるサイバーセキュリティセミナー等に参加しました。

※招待国・地域:ASEAN加盟国、インド、バングラデシュ、スリランカ、モンゴル、台湾

イベント概要

経済産業省及び独立行政法人情報処理推進機構(IPA) 産業サイバーセキュリティセンター(ICSCoE)は、米国政府(国土安全保障省 サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ、国務省)及びEU政府(通信ネットワーク・コンテンツ・技術)総局)と連携し、インド太平洋地域向け日米EU産業制御システムサイバーセキュリティウィーク(以下「本イベント」といいます。)を2024年11月12日から15日に開催しました。

サイバーセキュリティ対策は一企業や一義的な対策ではあります、サプライチェーン全体での対策が必要になっています。インド太平洋地域とサプライチェーンを共有する国内にとって、自国のサプライチェーンを守るためにまた、インド太平洋地域全体でのサイバーセキュリティ能力の向上が重要であるため、米国と連携して2018年に本イベントを立ち上げました。2021年からは、EUもインド太平洋地域におけるセキュリティ能力向上の価値を認め、正式に主催者として参加しています。

本イベントは、インド太平洋地域の重要インフラ事業者、国のCSIRT(Computer Security Incident Response Team)におけるOT(Operational Technology:制御技術)・IT(Information Technology:情報技術)のサイバーセキュリティ担当者や、関連政府機関における政策担当者等を対象として、2018年から毎年実施してきました。

今年は、企業のサプライチェーンレジリエンス強化をテーマとして、各業界特有のリスクや事例等を盛り込んだ仮想企業の足場を用いた業界別ワークショップや、IPA ICSCoEによる産業制御分野におけるAIを活用したサイバー攻撃に対するハンズオン演習、米国と連携したネットワークの客観的な解析やインシデント対応等のワークショップを実施した。 」、「サプライチェーン・リスク管理」の2つのテーマに関する日米EUの専門家によるセミナーも実施し、参加者にとっての知識の獲得・能力向上のための貴重な機会となりました。

本イベントは、産業制御システムのサイバーセキュリティに関する共通理解の醸成及びインド太平洋地域と日米EUの関係強化に資するものであり、これらは、今後、増大するサイバー展望への対応に向けた更なる国際協力の基盤としての役割が期待されます。引き続き、経済産業省及びIPA ICSCoEは、「自由で歩けるインド太平洋」のビジョンの下、サイバーセキュリティ能力の向上、最も重要な基盤の対策の強化を進めていきます。

プログラム詳細

インド太平洋地域からの受講生

写真7

オープニングリマークス

  • 写真1
    松尾 剛彦
    経済産業審議官
  • 写真2
    キャサリン・E・モナハン氏
    在日米国大使館主席公使
  • 写真3
    Jean-Eric PAQUET
    駐日欧州連合(EU)特命全権大使

キーノートスピーチ

  • 写真4
    奥家敏和
    大臣慎重審議官
    (商務情報政策局担当)
  • 写真5
    ジェフ・グリーン氏
    米国国土安全保障省
    サイバーセキュリティ・インフラ
    ストラクチャセキュリティ庁
    エグゼクティブ・
    アシスタント・ディレクター
  • 写真6
    Mr Maciej STADEJEK
    欧州委員会安全保障防衛政策責任者

プログラム構成、その他スピーカー一覧PDFファイル

業界別ワークショップの模様

個別のリスクや事例、業界やセキュリティ安全要件を定めた仮想企業の枠組みを用いて、サイバー攻撃を想定し参加者同士のグループディスカッションを実施しました。に対処する方法を実践的に学ぶ機会を提供しました。

  • 写真10門林雄基
    奈良先端科学技術大学院大学教授
    IPA ICSCoE講師

ハンズオン実験の模様

今年、産業制御システムにおけるAI技術の急速な活用が進んでいます。この流れの中で、簡易ロボットアームを用いたAI活用事例を紹介し、AIを活用した際のサイバー攻撃積極を行ってデモンストレーションそれに加えて、AIがもたらすリスクに対する解決策として注目される「XAI(説明可能AI)」やAIガバナンの重要性等について解説を行いました。

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満永拓邦
東洋大学情報連携学研究科准教授
IPA ICSCoE講師

日米共同ワークショップの模様

日米共同ワークショップとして、協力的な脆弱性情報開示(CVD)について解説し、産業制御システム及びその他の分野におけるCVD実装の優れた事例を紹介しました。また、ステイクホルダー毎の脆弱性分類(SSVD) )や、悪用された知の脆弱性(KEV)カタログを脆弱性管理に活用する方法について解説しました。

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関連リンク

担当

商務情報政策局 サイバーセキュリティ課企画官 金田
担当者:木村、前田
電話:03-3501-1511(内線3964)
メール:bzl-icsweek★meti.go.jp
※[★]を[@]に置き換えてください。

ITS 編集部

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